セントライト記念と神戸新聞杯

菊花賞出走馬がステップレースとして使うレースはいろいろあるとは思いますが、主だった2つがセントライト記念と神戸新聞杯であります。いずれも菊花賞のトライアルレースで上位3着までに優先出走権が与えられます。
まずセントライト記念ですが、関東唯一のトライアルレースで、過去に22頭の菊花賞馬を輩出した伝統のあるレースであります。しかし近年ではクラシック有力馬の多くが神戸新聞杯を秋緒戦に選択してしまうため、出走馬の質的には劣っているのが現状です。

そのため本レースから菊花賞を制した馬は最近では01年のマンハッタンカフェ1頭のみに留まっています。
もうひとつのトライアル・神戸新聞杯ですが、前述のように近年有力馬がステップレースとして出走してくることが増え、菊花賞を占う上で重要なレースとなっています。

本レースから菊花賞を制した馬は過去18頭で、特にここ10年では8頭の勝利馬を出していることがその証左であります。
そのほかにもかつては京都新聞杯や嵐山ステークスといったステップレースがありました。嵐山ステークスからはメジロマックイーンが出ています。しかし京都新聞杯は春に開催が移動となり、嵐山ステークスは廃止となってしまい、現在は上記2レースのみが主だったものとして残っています。

ただしこれら2レースも、開催コースがいずれも中距離に設定され、本番とは別カテゴリーのレースとなっています。そのためトライアルを制した馬の菊花賞制覇が少ないのも現状で、荒れる菊花賞の原因ともなっています。

2011年9月13日

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